歴史と現代が交差する大山街道|おすすめの観光スポット・施設・飲食店など

皆さんにとって大山街道とはどのようなイメージですか?

  • 溝の口から二子玉川へ抜ける道
  • 高津区民祭が開催されている道

自分にとってはずっと溝の口に住んでいるものの、大山街道のイメージはこんなところでした。

しかし、実際にはもっともっと歴史が深く、今もなお活発に盛り上がっている伝統のある道です。

今回はそんな大山街道についてまとめていきます。

この記事は社長の長男夫婦が作成しました

大山街道とは

江戸赤坂御門を起点として、雨乞いなどで有名な大山阿夫利神社(神奈川県伊勢原市)までの道。

江戸時代中期には、庶民のブームとなった「大山詣」の道として盛んに利用されるようになり、この頃から「大山道」「大山街道」として有名になった。

江戸時代後期には、駿河の茶、真綿、伊豆の椎茸、乾魚、秦野地方のたばこ等の物資を江戸に運ぶ輸送路として利用され、これらを商う商人たちで大変栄えた。

https://www.city.kawasaki.jp/takatsu/page/0000086143.html

古くから多くの人の行き来を支える大切な道が大山街道です。

今では古道としての面影はすっかりなくなってしまいましたが、国道246号線として姿を変え、現代でも多くの人の移動を支えています。

大山街道ふるさと館

大山街道は歴史ある道ということもあり、歴史・民俗・自然などに関する資料が展示されている「大山街道ふるさと館」という施設があります。

展示室は観覧無料、出入り自由となっているので気軽に見学しにいくことができます。

また、時期によっては特別展も開催されており、ちょうど見に行ったときには「昔のくらしと道具たち」という特別展が開催されていました。

館内

館内には様々な展示物がありました。

大山街道の歴史年表や古代から近代までの解説、当時の写真など、どれも地元に住んでいたものの、知らないことばかりでした。

史跡

溝の口周辺の大山街道には道が通っているだけではなく、史跡も多数あります。

史跡巡りをしてみると新たな発見があるかもしれません。

大山街道

大山街道は、江戸の赤坂御門を起点に多摩川を渡り、二子、溝口を経て、馬絹、荏田、伊勢原、矢倉沢へ至っており、大山詣りの道として知られている。

https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000004464.html

大山街道を示す史跡が溝の口駅近くの栄橋交差点付近にあります。

庚申塔と大山道標

青面金剛が邪鬼を踏んで立ち、下に見ざる言わざる聞かざるの三猿が刻まれ、側面には「西大山道 東江戸道 南加奈川道」とある。

https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000004464.html

庚申塔(こうしんとう)とは庚申信仰に基づき造立されたもの。庚申(こうしん=かのえさる)の申(さる)にちなんで庚申塔に見ざる、聞かざる、言わざるの三猿を彫刻することが多いとのこと。

溝の口駅南口付近の交差点にあります。

国木田独歩碑

国木田独歩が「亀屋」に宿泊した縁で1934年に主人の鈴木久吉の立案で建てられた。題字は島崎藤村。

https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000004464.html

小説家、詩人、ジャーナリストとして有名な国木田独歩と溝の口に関係があったことが驚きでした。

高津図書館の敷地内にありました。

おすすめの施設

史跡以外にもおすすめの施設が数多くあります。

江戸時代から続いているお店や、地域をつなげるお店など、活発な商売が今も続いています。

木村屋

10年前くらいは昔ながらの駄菓子屋といった様子の店でしたが、リニューアルを経て店の雰囲気が一転。

敷地内の壁には大山街道のマップや地域イベントの告知、木村屋自体で野菜販売やコーヒー販売など、様々な催し事を地域密着で行っています。

かなりおしゃれな外装と新しい営業形態になっているので、以前行ったことがある方も再度訪れてみると良いかもしれません。

田中屋

1760年に開業した歴史のあるお茶屋さん。

当時は店舗の裏手や宮前区にも茶畑があり、江戸時代から続く庶民の味として広く親しまれた武州茶を販売していたという歴史があります。

関東大震災で向上が倒壊し、製造を続けることができなくなって武州茶の製造も止まってしまいましたが、10年ほど前に復元に挑戦。

今では看板商品として、また当時の味を楽しむことができるようになっています。

岡田屋足袋店

お祭りで使われるようなはっぴや足袋を制作・販売している岡田屋足袋店。

創業は江戸時代後期で、ここも歴史のあるお店でした。

創業当時~昭和初期の頃は足袋が庶民の履き物の主流で、足元を守るために欠かせない店だったようです。

現代では伝統行事では欠かせない装束や作業着など、伝統の衣装販売を行なっています。

チョウタリ

社長お気に入りのカレー屋さん。

ネパール人シェフが作るカレーとモチモチナンが美味しいネパール料理店です。

おいしいカレーがリーズナブルな価格で楽しむことができます。

特にランチタイムのテイクアウトカレー550円は破格の安さ。

二子新地駅近くにあるので、アクセスも良いです。

その他

実はいろいろなお店が栄えている大山街道。

ここまでで紹介したお店の他にも、台湾ラーメン屋ダーツバー内装がオシャレなカフェレンタルスペースなど、魅力的なお店や施設がたくさんあります。

地元の人だと特に、道こそ通るものの、実際にじっくり歩いてみるのは数年間ないという人もいるのではないでしょうか?

久しぶりにゆっくり歩いてみると新しい発見がたくさんあると思います。

まとめ

多摩川が近いということもあり、休日はBBQなどで人が多く集まることから、新しいお店もたくさんでき、昔とはお店の並びも変わっていて、久しぶりに歩いてみて驚きました。

大山街道は今も昔も商売が盛んで、なおかつ人々の生活を支える道として機能しているようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です