YouTubeでビジネス?──簡単ではないことを痛感(笑)

 過去のブログでもお伝えしている通り、当社では「所属コンサルタントのノウハウを記録する」「研修ビジネス展開のきっかけとする」という2つの目的のもと、YouTubeでの動画配信を開始しました。

https://www.youtube.com/channel/UCHXRUOKYgZV0wXzS8U85jsw

 想定視聴者は、シニアレベルのシステム開発者やユーザー部門の方々であり、やや高度な内容を意識した配信を行っています。幅広く多くの方に見てもらうというよりも、マネジメントレベルで課題意識をお持ちの方に届けばよいというスタンスです。現在までに、以下の11本の動画を配信済みです。

■SEに求められる価値創造の提案力
・SEが提案を行う意義と現実
・最近のSEに見られる提案力の実情
・顧客のビジネス価値を創造するための提案とは

■機能価値と顧客価値
・スコープマネジメントの視点
・価値実現プロセスの考え方
・ステークホルダーマネジメントの重要性

■失敗から学ぶ
・要件確定が不十分なまま開発を進めてしまった事例
・提案内容を踏まえて発注したものの、受注者のレベルが期待を下回った事例
・プロジェクトを準備不足のまま開始し、大幅赤字に陥った事例

■プロジェクトマネジメントと価値共有の重要性
・リスクマネジメントについて
・チームマネジメントについて

中間振り返り:2つの目的の現状評価

●「所属コンサルタントのノウハウを記録する」について
 11本の動画を通じて、一定のノウハウを記録・共有することはできつつあります。登録者数や視聴回数はまだ少ないものの、それでも一定の効果が確認できています。
 一方で、動画という形式では「わかりやすさ」はあるものの、発信できる情報量が限られることにも気付きました。つまり、ノウハウを口頭で伝えるには、情報量を確保するために相応の尺が必要になります(ただ朗読するだけでは意味がありませんし)。
 本格的にノウハウを蓄積していくには、やはり文書化の方が圧倒的に適していると感じています。しかし、文書化には多大な時間と労力がかかるという現実もあり、今後どちらの方法で継続するかは慎重に検討する必要があります。

●「研修ビジネス展開のきっかけとする」について
 残念ながら、現在のところこの動画配信を通じて研修ビジネスに繋がった実績はありません。最大の課題は、ターゲット層からの引き合い数(=お問い合わせ)が非常に少ないことです。
 これは、想定していたシニア層の一部には、YouTube視聴の習慣があまりないという現実があるためだと考えられます(実のところ、私自身も普段はあまりYouTubeを見ません)。この点からも、YouTube配信という手法が本当に研修ビジネス展開のきっかけとなるのか、改めて見直す必要があると感じています。

結論:YouTubeでビジネスをするのは簡単ではない

 動画配信そのものは意外と簡単に始められますが、それをビジネスに結びつけるのは決して簡単ではありません。
 とはいえ、当社の新規事業開拓における基本姿勢は「トライ&エラー」。まずはやってみて、課題があれば修正し、それでもうまくいかなければ潔く撤退する、というスタンスです。もう少し今の取り組みを続けつつ、課題の解決策を模索していくつもりです。今後とも、温かく見守っていただければ幸いです。

*ChatGPTで原文を修正しています。

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