先日、専任の情シス要員がいない会社に、システム管理に関する悩みをお聞きする機会を得た。最近は、このような状態を「一人情シス」なんて言ったりして、けっこう社会問題にもなっている。ぜひとも生々しい状況を知りたくて、こちらからお願いしてヒアリングをさせて頂いた次第。
このような経緯もあり、お時間を頂く以上は、相手にもメリットが出るようにしなければいけない。お聞きした話の中で、最も改善すべきことについて、ご進言させて頂くことを約束した。
その際、場当たり的に気付いたことに進言するのではなく、システム管理業務全体を網羅した上で、いま進言すべきことをしっかりと選定してお伝えしたい。そこで、今回のヒアリングは、経済産業省が出している「システム管理基準」に則して行うこととした。
ところが、この規模の情シス部門に対しては、さすがに全ての基準を適用してしまうと、それはとても重たいものになる。テーラリングが必要だ。システム管理の専門家の意見を頂きながら、一人情シスであっても必要となる基準を選定し、結果的に6カテゴリ30余りのヒアリング項目を作りあげることが出来た。
実際にヒアリングをしてみると、システム管理業務というのは、やはり専門的な知識が含まれていることが多く、このあたりの知識をしっかりと組織に残していくための仕組みが重要であることがわかる。さすがに、これ以上の内容は機密情報を含んでしまうので、ここに記載することは出来ないが、ここで見つけた課題に対して、この情シス部門にとって、ちょうど手の届く有効な解決策をご進言させて頂く予定だ。
もしも、同じようなことでお困りの方がいれば、このようなアセスメントツールもあることだしご支援できることもあると思います。お気軽にお声掛けください(最後は宣伝のような感じになってしまった笑)。
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