20230904お客様・開発ベンダ・コンサルの3社合同で開発PJを振り返った

 先日、面白い取り組みを試みた。私が工程管理業者として支援をさせて頂いたお客様と、その時の開発ベンダの協力を頂き、先般完了したシステム開発プロジェクトの振り返りをさせて頂いた。

 振り返りの手法は、KPT分析を使用した。この手法は、今回のシステム開発プロジェクトの活動で、良かったこと(Keep)、悪かったこと(Problem)、次回に向けて改善したいこと(Try)に分けて、気付きを整理する手法である。

 まず、3社それぞれで、全ての関係者からKPTに関する意見を集めてもらった。3社の意見を集めると、合計で100以上も集まっていた。その後、3社の代表者数名が集まって、他社の意見も含めて重要だと思う意見を複数選び、多くの票を集めた意見を「強い要因」として、お互いに認識することにした。

 その結果は、自社だけでやったKPT分析とは、大分違うものとなった。お客様の本音を聞けたのはとても新鮮だったし、開発ベンダの苦労にも気付いていないことが多かった。
 守秘義務もあり、ここにその内容をあまり書けないのが残念だが、恐らくは、我々コンサルタントだけでなく、お客様や開発ベンダにとっても気付きの多い振り返りとなったと思う。

 最後に。いくつか認定した「強い要因」のうち、ひとつだけこの場で紹介をさせて頂く。
【keep】3社が敵対することなくプロジェクトの着地に向けて協力しあったこと

関連するサイト

20230709 QCDを守ったシステム開発を支援出来た! – M-システムコンサルティング株式会社 (m-sysc.co.jp)