当社では、2024年2月に策定したDX推進方針に従い、社内外に対してDXを推進している。策定してから半年が過ぎたこともあり、現時点の主な取り組み状況について以下の通りご報告させて頂く。
【当社のDX推進方針(抜粋)】
①DX関連コンサルティングの拡大
当社はお客様のDX推進に資するコンサルティングを積極的に展開する。
当社の実施するDX支援コンサルティングは、お客様のCX(カスタマーエクスペリエンス)、EX(エンプロイーエクスペリエンス)、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)などの考え方や取り組みにも配慮しながら実施する。
②定型コンサルティングサービスの提供
当社は、お客様のDXに貢献するコンサルティングサービスをパッケージングして、わかりやすく、安価に、迅速にサービス提供する。
DXを進めたいお客様のなかには、「高額なコンサルフィーが払えない」「何をコンサルにお願いしていいかわからない」などの悩みがあり、思うように進まないという認識を持っている。
当社は、過去のコンサルティング実績のなかから、汎用化や手順化が出来るものを積極的にパッケージングすることで、「迅速に」「安価に」「わかりやすい」コンサルティングサービスを展開する。
③コンサルティング業務を実施するためのIT環境の構築
当社の現状の業務分析を行ったうえで、様々な業務に最適なSaaSを選定して導入することで、業務の効率化及び高度化(コンサルティング実績をナレッジ化することで、そのデータやノウハウを再利用)を加速する。
【当社のDX推進状況】
①DX関連コンサルティングの拡大
この期間は以下の通りDX人材育成に注力した。
・DX人材育成として、シニアレベル・ジュニアレベルそれぞれに対する研修コンテンツの作成に取り組んでいる。これらの成果については近々リリース予定。
・DXコンサル未経験者を、DX推進・DX認定支援サービスコンサルティングに投入して、OJTによる人材育成を図っている。
・隔週で、弊社パートナー社員を含む全社員が集まる会議体を作り、各人のDXの取り組みを共有することでお互いに研鑽をしている。
②定型コンサルティングサービスの提供
・外部PMOコンサルティングサービスを2024年1月にリリースし、2社にご利用頂いている。定型化したサービスではあるが、同じプロジェクトなんて1つもないことも実感した。
・2024年5月より「DX推進・DX認定支援サービス」を新たに立ち上げた。現在、中堅ITベンダ様に対して、このコンサルティングサービスを展開しており、ひとつのサービスとして成り立ちつつある。
③コンサルティング業務を実施するためのIT環境の構築
・2024年7月に多くの社内協議を経て、社内の基盤としてGoogleWorkPlaceを導入した。この基盤を利用して、メールはもちろん、ファイル共有、チャット、Web会議等が実現された。また、社内の福利厚生に関する申請も本ツールを利用してプロトタイプを作成済み。今後も本ツールの一層の利用拡大を推進する。
【2024年上期の振り返り】
・計画を明文化することが大事
当社のDXに関する取り組みについて、DX推進方針として制定し、それに基づいてスケジュールを詳細化したことで、必然的に計画を前に進めることになった。計画を立案ししっかりと明文化することはとても大事。
・担当者を決めることが大事
当社のDXの取り組みは、大小様々あるのだが、それぞれに担当者をつけて検討を進めてもらった。本業を抱える中での活動でもあるため、投入する工数は限られてはいるが、主体性を持って推進してもらうことができた。
・小さな成果を喜ぶことが大事
DX推進状況でも記載したように、当社ではいろいろな取り組みがそれなりに前に進んでいる。大きく売上や顧客を拡大しているわけではないが、将来の会社のために役立つだろう小さな「成果」であることは間違いない。こういう小さな「成果」は、会社としてしっかりと拾いあげて、それを社員全員で喜び、中心となって進めてくれた方を高く評価させて頂くことが重要である。
令和6年8月24日
M-システムコンサルティング株式会社
代表取締役 小関 泰
コメントを残す