中堅SIer向けに経営コンサルティングサービスを提供!

 このコラムに何度か紹介をしているが、某中堅SIer様に対して経営コンサルティングの支援をさせて頂いている。
 当社の主要業務はシステムコンサルティングで、本来経営コンサルティングまではやっていないが、大手SIerに長く在籍していたり経営経験を持つメンバが複数いるので、業務領域さえ絞れば(=システム開発)対応は可能である。主な経営コンサルティングサービスは以下の通り。

①次期中期事業計画策定支援サービス

 向こう3年間の中期事業計画を作る支援で、「既存領域の深堀り」「新規領域の開拓」「人材育成」「経営の効率化」「開発プロジェクトの高度化」等について、業務課題の洗い出し及びその対応策の検討を行った。併せて、財務目標を含むKPIやKGIの設定をご支援させて頂いた。
 これらの策定には、中堅SIer様の業務領域のPEST分析を通して全体感を掴みつつ、支店毎にSWOT分析及びクロスSWOT分析を行って、課題を洗い出し及び優先順位付けを行った。会社の規模感がちょうど良かったので、トップダウンとボトムアップの両面でバランス良くアプローチする手法を採択している。

②開発プロジェクトの管理強化支援

(1)受注前
 案件の引き合いから受注を判断するまでを、定量的かつ明瞭に判断するプロセスを構築した。
 具体的には、「引き合い審査」「提案審査」「受注審査」の3段階に分けて、財務上の妥当性に加えて、将来性、実現性、リスク等を踏まえて、Go/NoGoを判断する規定を作成している。

(2)受注後
 難易度の高い開発プロジェクトがいくつか存在し、それらの課題が顕在化したとたん、とても大きなマネジメント工数が取られていた。今般、そのようなプロジェクトを生み出さないための対策として、特に注意が必要なプロジェクトに対して、当社の外部PMO支援サービスをご活用頂き、第3者の目線を加えたプロジェクト管理をすることでマネジメントの強化を図っている。

③システムコンサルティング部門の立ち上げ支援

 某中堅SIer様は、開発案件の引き合いだけでなく、その上流工程であるのシステム化企画や要件定義の引き合いがある。今後は、この領域でしっかり対価を得るためにも、新たにシステムコンサルティング部門の立ち上げる支援をさせて頂いた(当社はそもそもシステムコンサルティング会社でもあるのでこれは得意!)。
 具体的には、組織の立ち位置やミッションを定義するとともに、自社の潜在的な能力を最大限に生かしたコンサルティングメニューの開発、営業方法、コンサルティング人材の育成など、今後、組織として独り立ちをしていくためのアクションまでを検討した。

 上記は主なサービス内容で、これ以外にも様々なご相談に対して、丁寧に対応をさせて頂いている。
 当社は、中堅SIer様であれば、概ね同様のメソッドを使って経営コンサルティングサービスとして支援することが可能と考えている。もしも、興味のあるSIer様がいれば、ぜひともお声かけを頂きたい(外資系のコンサルファームに比してかなりお値頃感のあるコストでやらせてもらっています笑)。