AR/AIグラスのビジネス検討ワークショップ&起業セミナーを開催

7月18日(金)、AIビジネス研究会(代表:小泉昌紀氏、https://aibizlabo.com/)の定例会において、私が起業したきっかけや、システムコンサルタントという仕事についてお話しする機会をいただいた。また、第2部では、当社が現在注力しているAR/AIグラスをテーマに、参加者の皆様と一緒にビジネスモデルを検討するワークショップを開催した。

第1部:起業セミナー「自分は何のために起業したのか? ― パーパスでつくるキャリアの軸 ―」

独立を決意した理由は、自分が本当に価値を提供できる領域に集中し、お客様にも、一緒に働くコンサルタントにも無理をさせない会社をつくりたいと考えたからである。

多くの企業は売上や利益を最重要KPIとして掲げている。しかし、私は売上や利益そのものを目的とは考えていない。もちろん利益は会社を継続するために不可欠である。しかし、それは経営の「目的」ではなく「結果」である。だからこそ、無理な案件は受けず、会社規模を必要以上に追わず、固定費や長期的なリスクを慎重に管理する経営を選択している。

もう一つ大切にしている考え方は、「会社の資産は顧客企業ではなく、信頼関係を築いた人である」ということである。大企業時代は会社同士の付き合いが中心だった。しかし独立して実感したのは、最終的に仕事を依頼してくださるのは会社ではなく、「この人にお願いしたい」と思ってくれる一人ひとりの人であるということだ。所属する会社は変わっても、人との信頼関係は残る。だからこそ、経営者が守るべき最大の資産は「人との信頼」なのである。

さらに、経営者自身が自らの「強み」を正しく理解することも欠かせない。資格や肩書き、豊富な経験だけでは、それは単なる経歴に過ぎない。本当の強みとは、お客様がお金を払ってでも依頼したいと思う価値へと変換されて初めて強みになる。つまり、「自分は何ができるか」ではなく、「顧客にどのような価値を提供できるか」という視点で考えることが重要なのである。

第2部:ワークショップ

テーマ「自身の強みを活用して、AR/AIグラスのビジネスを考えてみよう!」

参加者を5つのグループに分け、次のような設定でワークショップに取り組んでいただいた。

「皆様は、新たなビジネスモデルの構築に悩む企業から相談を受けたコンサルタントです。皆様それぞれの強みを生かし、この企業が今後どのようなビジネスを展開すべきかを提案してください。その際、単にアイデアを提示するだけではなく、自らも伴走支援できる内容まで考えてください。」

参加者の多くはARグラスやAIグラスを実際に体験したことがなかったため、当社から複数台のデバイスを持ち込み、ワークショップと並行して以下の体験会も実施した。

  • ARグラスをPCの拡張モニターとして利用する体験
  • ARグラスを活用した仮想写真展の体験(空間に写真が浮かび上がるアプリケーションを使用)
  • AIグラスによる検索結果の表示体験

ワークショップを終えて

結果として、ワークショップは想像以上に盛り上がり、大変充実した時間となった。参加いただいた多くのコンサルタントの皆様から、さまざまな視点で貴重なご提案をいただき、心より感謝している。

例えば、秘書業務への活用、福祉分野での活用、個人のレベルアップ支援への活用など、多岐にわたるアイデアが寄せられた。今後はこれらのご提案を参考にしながら、当社としてAR/AIグラスを活用した新たなビジネスの検討をさらに進めていきたいと考えている。

発表者である私たちにとって非常に有意義な時間であったことはもちろんだが、参加者の皆様にとっても、新たな気づきやビジネスのヒントを得られる機会となっていたなら、これほど嬉しいことはない。

さいごに。
AR/AIグラスは、まだ多くの人にとって身近な存在ではない。しかし、だからこそ新しいビジネスが生まれる余地がある。当社は、単にデバイスを紹介するのではなく、お客様とともに新たな活用方法を考え、実証し、事業として育てる伴走型のコンサルティングを目指していきたい。