情報処理技術者試験が2027年度から大きく変わる。
経済産業省とIPA(情報処理推進機構)は、AIやデジタル技術の急速な進展を踏まえ、現在の「応用情報技術者試験・高度試験」を再編し、新たな試験制度へ移行する方針を示している。
その中で新設される試験の一つが、「プロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験(仮称)」である。
今回は、現時点でIPA等から公表されている情報をもとに、この新しい試験について整理してみたい。
〇いつから始まるのか
プロフェッショナルデジタルスキル試験は、2027年度夏頃から秋頃の開始が予定されている。ただし、現時点では具体的な試験日や申込期間までは公表されていない。また、IPAは「試験の準備状況によっては遅れる可能性がある」としている。
なお、2026年度までは現在の試験制度が継続され、2027年度から新制度へ移行する予定となっている。
〇そもそも、なぜ新しい試験を作るのか
今回の制度変更の背景には、AIやデジタル技術の急速な進化がある。
これまでの情報処理技術者試験は、ITストラテジスト、プロジェクトマネージャ、ITサービスマネージャ、システム監査技術者など、専門分野ごとに試験が分かれていた。
一方で、AIやDXが進展する中では、一つの専門領域だけではなく、デジタル技術を活用して組織やビジネスの変革を進めるための幅広い知識・技能が必要になっている。
そこで、現在の応用情報技術者試験と高度試験を大括り化し、
・マネジメント
・データ・AI
・システム
という3つの領域に再編することが検討されている。この3試験を総称して「プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)」と呼んでいる。
〇マネジメント試験は何を評価するのか
今回紹介する「プロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験(仮称)」は、組織やビジネスにおいて、データやデジタル技術を活用するプロセスをマネジメントするための専門的な知識・技能を評価する試験とされている。IPAが公表している出題範囲では、大きく次の4領域が示されている。
・組織及びビジネスの変革・デジタル戦略
・サービスマネジメント
・プロジェクトマネジメント
・組織のガバナンス・監査
〇サンプル問題の公開
2026年8月31日には、IPAから「プロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験(仮称)科目B」のサンプル問題が公開された。
これによって、これまでシラバスだけでは分かりにくかった「どのような問題になるのか」についても、具体的にイメージできるようになったと言える。









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