【アルファ 2000GTV 納車への道 #1】20年越しの憧れ、1974年式ジュリア・クーペを購入

DX推進室のフトピョンです!

普段はここ溝の口を拠点に、お客様の経営課題解決やITコンサルティングの仕事に向き合っている私ですが、今回は会社の公式HPの個人ブログ枠をお借りして、個人的なビッグプロジェクトの連載をスタートさせていただくことになりました!

当社(M-システムコンサルティング)といえば、実は「社内に現役でサーキット走行を楽しんでいるメンバーが2人もいる」のを筆頭に、とにかくクルマ好き・バイク好き・ガジェット好きな社員が多い会社でもあります。

今回、デルオートさんで2000GTVの契約を終えて社内のクルマ好きメンバーに自慢しに行ったところ、予想通りの大盛り上がり。
普段からクルマやバイクの話題で盛り上がることの多い当社ですが、今回は、私が20年間温め続けてきた「いつかはクラシックカーを」という夢が、ついに現実になりました。

とはいえ、契約したからといって、すぐに乗って帰れるわけではありません。
1974年式のクラシックカーですから、納車までにはまだいくつもの工程が待っています。これから約3ヶ月をかけて、車両の状態を確認しながら必要な仕上げや整備が行われ、私のもとへやってくることになります。
20年越しの憧れだったアルファロメオ 2000GTVが、納車までの約3ヶ月でどのように仕上がっていくのか。

その過程を、これからこのブログで追っていきます。

クラシック・アルファロメオの超老舗専門店「デルオート(delauto)」とは?

【イメージ画像】ヴィンテージ看板や工具が並ぶ整備工場で、赤いクラシック・アルファロメオのエンジンを調整する熟練メカニック
【イメージ】熟練の職人技と充実した環境が揃う、クラシック・アルファ専門店

今回、私が購入を決意したのは、当社と同じ川崎市高津区(溝の口エリア)にあるクラシック・アルファロメオの超老舗専門店「デルオート(delauto)」さんです。

デルオートさんが長年にわたってクラシック・アルファロメオを扱ってきた専門店であることは、私がこの店を購入先に選んだ大きな理由の一つです。

101系ジュリエッタから105系ジュリアまで、旧いアルファロメオを扱ってきた経験と知識があり、整備や部品調達についても相談できる。20年前から「いつかアルファロメオに乗るなら、ここで買いたい」と思っていたのは、そうした専門店としての実績を知っていたからでした。

  • クラシック・アルファ好きにとっての「聖地」であり「駆け込み寺」ともいえる存在
    1975年創業。101系ジュリエッタから105系ジュリアまで、半世紀以上前に生まれたアルファロメオを中心に、長年にわたり蓄積された知見とノウハウを持つ専門店です。
  • 自社ピットを構え、長年クラシック・アルファロメオを支えてきた技術力
    クラシック・アルファロメオを長年扱ってきた専門店として、販売だけでなく、自社ピットでの整備・メンテナンスまで一貫して対応。旧いアルファロメオを知り尽くした職人たちの技術力が、購入後の安心を支えています。
  • 充実したパーツストックとアフター体制
    長年培ってきた部品調達のネットワークとメンテナンス体制が整っているため、購入後の整備や維持についても相談できる環境が整っています。

コンサルタントの視点:プロジェクトの成否は「伴走型パートナー」で決まる
経営やITのコンサルティング領域でも、プロジェクトを成功に導く最大の鍵は「単にシステムを導入すること」ではなく、「現場の課題に深く寄り添い、長くともに走ってくれる信頼できる専門家(パートナー)の存在」だと考えています。
半世紀も前のイタリア車を日常で楽しもうという今回のプロジェクト。20年前からその圧倒的な実績を知っていたデルオートさんという「信頼できる伴走型パートナー」がオフィスのすぐ近くにいてくれることこそが、私がこの一歩を踏み出せた最大の勝因でした。

20年前からの憧れと、「今」決断した理由

実は私、デルオートさんが溝の口のすぐ近くにあることも、その凄まじい評判も、20年も前から知っていました。

「いつかアルファロメオに乗るなら、絶対に近所のデルオートさんで買おう」

そう心に決め、仕事の合間や休日にショップのホームページ(在庫情報)を開き、更新される車両をチェックし続けること20年。指をくわえて画面を眺めていた日々を経て……なぜ「今」、購入に踏み切ったのか。

それはライフステージの変化でした。

子供たちも無事に成人して社会人となり、家族で使うクルマの必要性も以前ほど感じなくなりました。妻は運転をしないため、「そろそろ家族のためのクルマではなく、自分自身の好きを詰め込んだ『自分のためのクルマ』を選んでもいいんじゃないか」と思えるようになったのです。

そうと決まれば話は早い。ついに今週、私は20年越しにデルオートさんの敷居を跨ぎ、内金を支払って正式に購入契約を結んできました!

後戻りはできない

原点は大学の卒業式。運命を変えたアルファロッソの「GT 1300 Junior」

そもそも、なぜ数ある旧車の中でジュリア・クーペだったのか。 時計の針を、私の大学の卒業式の日まで巻き戻す必要があります。

その日、袴やスーツ姿の学生が行き交うキャンパスに、鮮烈なアルファロッソに身を包んだ1台のクルマで颯爽と現れた同級生がいました。それこそが、アルファロメオ「GT 1300 Junior」だったのです。

式の後、彼にお願いして助手席に乗せてもらい、ほんの少しだけドライブへ。 巨匠ジョルジェット・ジウジアーロが描いた流麗なクーペスタイル。そしてアクセルを踏み込んだ瞬間に車内へ響き渡る、乾いたアルファ・ツインカムの官能的なサウンド……。

「世の中に、こんなにワクワクするクルマがあるのか!」

まるで全身に稲妻が走ったかのような衝撃を受け、一瞬にして心を奪われました。「いつか絶対に自分の手でジュリア・クーペを手に入れる」——そう心に固く誓ったあの日の熱い体験こそが、私のすべての原点でした。

大学時代に助手席に乗せてもらい原点となった、アルファロメオ GT 1300 Junior(黄色だけど)
【参考画像】GT1300Junior(マスタードイエロー)

そして今回、長年の時を経て私が選んだのは、105系ジュリア・クーペの最終進化型ともいえる「2000GTV」です。

ちょっとした車名の話
車名の「GTV」は、イタリア語の「Gran Turismo Veloce(グラン・ツーリスモ・ヴェローチェ)」の略です。「Gran Turismo」は長距離を快適かつ高速に走るGTカーを意味し、「Veloce」はイタリア語で「速い」を意味します。

画面越しで見ていたあの1台。直感で「これだ!」と撃ち抜かれた実車との対面

デルオートさんのホームページで「New Stock」として掲載されたこの個体を見た瞬間から、私の心は完全に奪われていました。

項目俺の2000GTV
年式・モデル1974年式 アルファロメオ 2000GTV
仕様右ハンドル / 正規ディーラー車(伊藤忠オート) / 5ナンバー
スタイルバンパーレス GTAレーススタイル(アルファロッソ)
装備・特徴ワンオフステンレスマフラー・タコ足 / ローダウンサス /
エアーファンネル / WILLWOOD 4PODブレーキキット /
NARDIレザーステアリング

ショップを訪れ、HPの画面越しに何度も穴があくほど眺めていた実車とついに対面。

バンパーを取り外したスパルタンなフロントマスク。4灯ライトとアルファのエンブレムが精悍に映える正面カット
バンパーを取り払った精悍なGTAレーススタイルと、圧巻の4灯ヘッドライト

そこに佇んでいたのは、1960年代の伝説のレース車両「GTA」を彷彿とさせる、前後バンパーを取り外したスパルタンな「バンパーレス仕様」でした。

そしてボディカラーは、あの卒業式の日に胸を射抜かれた原点と同じ、伝統の「アルファロッソ(Alfa Rosso)」!

ジウジアーロが描いた美しい曲線美とレーシーな顔つきには、やっぱりこの情熱の赤が一番しっくりきます。派手すぎず、クラシックカーならではの深い気品を感じさせるこの色合いを見た瞬間、胸の鼓動が一気に高まりました。 さらに運転席に乗り込むと、右ハンドルのステアリング越しに見えるクラシカルなJaeger(イエガー)製のメーターを備えた2眼メーターパネルが心をくすぐります。

アルファロメオ 2000GTVのイエガー製丸型メーターパネル(タコメーターとスピードメーター)
スポーティな丸型メーターが美しく並ぶ
アルファロメオ 2000GTVの運転席から見渡すステアリングとダッシュボード全景
乗り込むだけで胸が高鳴るコックピット

しかもこの個体、ただでさえ希少な「伊藤忠オートの当時物正規ディーラー車」でありながら、「右ハンドル」「5ナンバー登録」という、日本で乗るうえでは非常に魅力的な組み合わせ。

HPの紹介文にも「機関系良好」とあり、実車の状態にも期待が高まりました。極めつけは、実際にエンジンをかけてもらった瞬間でした。

すでに装着されていたワンオフのステンレスマフラーとステンレスタコ足から解き放たれた、図太くも官能的なエグゾーストノート。アルファロッソのボディと最高のツインカムサウンドを全身で浴びたとき、頭で考えるより先に「あ、俺はこの車に乗るんだな」と直感で悟りました。

専門店が提示してくれた「神条件」の衝撃

直感で恋に落ちたものの、やはりクラシックカー。気になるのは、これから始まる仕上げ作業と、納車後のコンディションです。

しかし、デルオートさんから提示された購入条件を詳しく聞いていくと、長年クラシックカーを扱ってきた専門店ならではの、非常に心強い内容であることが分かりました。

車検2年付きの乗り出し価格には、納車までの約3ヶ月間をかけた仕上げ作業も含まれていたのです。

  • 内装&外装パーツの新品リフレッシュ
    まずはダッシュボードをレストアし、現在は鉄板が剥き出しになっているフロアには新品のカーペットを施工。さらに、すでに取り寄せてある新品のフロントグリルへ交換します。なお、内装の具体的な作業範囲については、車体を確認したうえで、必要な作業を判断していく予定です。
  • 日常使いを見据えた機関系の徹底整備
    もともと機関良好な個体ですが、普段乗りに耐えうるよう専門ショップが3ヶ月かけてじっくり調整。
  • 至れり尽くせりの電装サービス
    ETC本体+セットアップ+取付工賃が完全無料。さらに持ち込みのオーディオやスピーカーの取付工賃もサービス!
ドアを開けた状態の内装風景。このシートやダッシュボード周りが、これから3ヶ月かけて新品へと生まれ変わる
半世紀の時を感じさせない、状態の良さが際立つインテリア全景

通常ならパーツ代や工賃だけで膨大な金額になるリフレッシュ作業が、すべてコミコミ。秋のベストドライブシーズン(10月下旬〜11月)に合わせて最高の状態で仕立ててくれるという、まさに奇跡のような「神条件」で即決となりました。

車両保険の壁に挑む!?
クラシックカーを購入する際、誰もがぶつかるのが「車両保険入れるのか?」という問題。一般的なネット保険の車価表には当然載っていない車種ですが、今回は前職のOB向け福利厚生(団体割引)を活用し、保険会社と個別審査(特命引き受け)の交渉を進めています。このリアルな保険手続きの顛末も、今後の連載で詳しくお伝えしますね!

「無理はさせない」リスクアセスメントと大人の普段乗りスタイル

「クラシックカーを買って、日常で乗るなんて正気?」と驚かれることもあります。しかし、私の中ではコンサルタントとしての「リスク管理の思考」がはっきりと機能しています。

コンサルティングの現場でも、リスクを恐れて挑戦を諦めるのではなく、「発生し得るリスク要因を正確に評価し、適切なコントロール策(リスクヘッジ)を講じて目的を達成する」ことが求められます。

この2000GTV、当然ながら「クーラー」などという文明の利器はついていません。むしろそのようなエンジンに負荷をかける装置は必要ないのです。

しかしながら、昨今の日本の殺人的な酷暑の中で日中の渋滞に飛び込むのは、車体のオーバーヒート(熱害)リスクはもちろん、ドライバー自身の命にかかわる熱中症リスクを引き起こします。

さらに湿気による「錆」のリスクを評価し、私が定めた運用ガイドライン(リスクアセスメント)は以下の通りです。

ContextPrimary RiskRisk LevelControl Rule
春・秋・冬なし
(適正稼働環境)
🟢
Low
最高のフィーリングを日常で享受。
定期的な動態保存を実施
雨天・高湿度ボディ底回りの
「腐蝕・錆」
🔴
Critical
水分への曝露を可能な限り抑え、錆のリスクを低減
(ガレージ内完全保管)
夏季
(日中・酷暑時)
熱中症リスク
熱害・オーバーヒート
🔴
Critical
人体への危険および車体の熱暴走
水温上昇リスクを完全回避
夏季
(早朝・夜間)
気温低下
交通量低減
🟡
Medium
外気温・渋滞リスクを評価し、
涼しい時間帯に限定して稼働

危険な環境下では愛車も人間も決して無理をさせず、ガレージで休ませる。そして「夏の早朝や夜、涼しい風が吹く時間帯にサクッと走らせてラーメン二郎へ」……そんな柔軟で粋な運用ルールを徹底します。

愛車にも自分にも無理をさせず、日常にちょっとしたワクワクを取り入れていく。情熱を論理で支えながら、まずはそんなスタイルで旧車ライフを楽しんでいきたいと考えています。

次回予告:パーツ持ち込み&職人さんとの作戦会議!

いよいよこれから車体をバラして本格的な仕上げ作業が始まります。

幸いなことに、ショップは「溝の口のオフィスから歩いて行ける距離」。これからの3ヶ月間、コーヒー派のメカニックさんたちに美味しい焼き菓子を差し差し入れがてら散歩感覚で通い、自分の愛車が生まれ生まれ変わるプロセスを特等席で見守っていこうと思っています。

バンパーレスの引き締まったリアビューと、ワンオフステンレスマフラーの力強い後ろ姿。2000GTVならではのこの美しさをそのまま活かして仕上げてもらいます!
バンパーレスの引き締まったリアビューと、ワンオフステンレスマフラーの力強い後ろ姿

いかがでしたでしょうか?

今回のまとめです!

  • 赤い車は、かっこいい!
  • 2000GTVの『V』はヴェローチェ(速い)という意味!
  • 1974年式の車はたいてい中古車
  • 秋に納車ということは、秋が来たら乗れるということ!

ということが分かりましたね!

ちなみに、一番気になる「事後報告を聞いた奥さんのリアクション(怒り・呆れ・諦め)」ですが、いくらネットで調べても分かりませんでした……!

無事にガレージと居場所を確保できるのか、今後の展開に期待しましょう!

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それでは、次回の動画でお会いしましょう!バイバイ!

カーオーディオ、リアトレイ埋め込み予定のスピーカー、デジタルミラーなど、これから持ち込む箱入りのパーツたち